革はエコか、残酷か

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レザー製品を扱って数十年になる弊社ですので、

動物の革を扱っている関係上、

非常によくお聞きする疑問やお声があります。

それが「動物の皮を使って、可哀想ではないか」というお声です。

 

結論から言うと、

牛や豚など、革製品として広く流通している動物に関して、

皮を取るために殺すことは禁止されています。

その多くは食肉加工過程の副産物がレザーに利用されています。

一部、病死や寿命で亡くなってしまった動物が利用されます。

 

そのため、畜産副産物という側面からみると、

動物を余すことなく利用するという観点では、

皮革としての利用はエコだと言う事ができます。

聖書にも「新しい葡萄酒は新しい革袋に」という記述があるように、

革は古来から人類の生活用品として用いられてきました。

革は副産物ですので、肉を全く食べない事は無いと思いますが、

肉を食べなくなると、革も生産されなくなります。

実際、10年程前にアメリカでBSE(狂牛病)が問題になった際には、

牛肉の消費量が激減し、革の価格は大変高騰しました。

食肉加工の副産物ではなく、一部の動物は革のために利用される例もあります。

それは、爬虫類(ワニ・ヘビ・トカゲ)や鳥類(ダチョウ)などの場合です。

それぞれ、独特の模様が好まれ、ファッション性の高い皮革となります。

 

エキゾチックレザーと呼ばれるこれらの動物は、その殆どに利用制限があり、

牛革などの一般的な皮革に比べ、大変希少な素材です。

それは、これらの皮革が大変高価に取引されることからも分かると思います。

 

エキゾチックレザーは、乱獲を防ぐため、

「絶滅の恐れのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」

通称、ワシントン条約によって、厳しく利用が制限されています。

 

日本では、全日本爬虫類皮革産業協同組合が

同条約に基づき正しく輸入された皮革であることを証明する

製品表示(JRAタッグ)を推奨しています。

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もちろん、国によってヘビやワニ、ダチョウを食す国もあり、

エキゾチックレザーとして利用された動物は、

これらの国で最終的に消費されていきます。

私たちは革製品を扱うメーカーとして、

正しく、エコに革を利用していくことはもちろん、

消費者の皆様に、よりレザーについて知ってもらい、

副産物として余すことなく利用するエコレザーを

より普及、利用してもらえればと思います。

 

もし、ご不明な点や疑問点などございましたら、

弊社までお気軽にお問い合わせください。

TEL : 06-6720-1522

E-mail : info@nadaya.co.jp

 

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